白龍姫の怒り 白蓮
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The story that inspired the idea
白蓮は、煙の匂いに目を覚ました。
森の中に住む白龍姫である白蓮は、人間たちの火の力を恐れていた。
彼らの火は自然を破壊し、動物たちを殺し、森を焼き払っていくのだ。
白蓮は、自分の住む森が燃えているのを見て、悲鳴を上げた。
森の動物たちが、炎に包まれて苦しみながら死んでいくのを見て、涙が止まらなかった。
白蓮の友達である小鳥や小熊や小鹿たちが、彼女の目の前で灰になっていくのだ。
手の届く範囲だけでも助けよう‥
白蓮は、人間たちに今まで以上に怒りを覚えた。
今まで何度も諫めてきたのに…
彼らは、自分たちの欲望のために、白蓮の大切なものを奪っていく。
森との共存をしようとせずに、ただ奪うだけの人間。
白蓮は、もう許せなかった。
彼女は、自分の中に眠っていた白龍の力を呼び覚ました。
彼女は、空に飛び上がり、人間たちの方に向かっていった。
人間たちに復讐することを決めたのだ。今まで好きにさせておいたのが仇となった。
人間たちに、自分と同じ苦しみを味わわせるのだ。
人間たちに、自分の怒りを知らしめるのだ。
白蓮は、人間との戦いを決意するのだった。